ばいあすにゅーたうん

誤解を招く日記

結構最高だった群馬一人旅

このまま何もせずに夏休みが終わってしまう!

そう直感した私は、じゃらんでみなかみ温泉の空いている宿を検索した。素泊まりで8000円の宿が見つかった。お風呂も沢山あるらしいので早速予約。ちなみに私はすぐのぼせるので温泉があまり好きではない。
 
大まかな予定を立てる。私はパプリカと同じくらい目的のない旅が苦手なのだ。
まず夕方、家を出発し電車で水上駅へ。旅館で一泊。翌日、水上駅から電車に乗り土合駅へ。土合駅を堪能しつつ余裕があれば谷川岳ロープウェイに乗り、山で涼しむ。なんと完璧な計画だろうか。涼しさしかない。クールジャパンはここにあった。
 
翌日、赤羽から高崎行きの列車に乗り込む。少々長旅のためグリーン車に乗ってやった。快適な旅の始まりだ。車窓には知らない街の風景が流れていく。
 

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郷土の偉人
 
高崎に着いた。今回の宿は食事無しのため電車を一本見送って夕食をとることにする。次の電車までは1時間半もあるぞいがんばるぞい。駅前をウロウロしたが好みの店は無く、なんとなく入ったスーパーでイワシの握り寿司を買う。8貫で300円。群馬でイワシの握り寿司を食う事になるとはおもわなんだ。海無し県のくせにーっ!くそーっ!モグモグーッ!
 
人気の無いベンチで寿司を平らげ電車へ。帰宅時間のためか少々混み合っている。ケツが見えそうな程短いホットパンツを履いた女性がいた事は私とよいこのみんなだけの秘密のお約束なのだよと一言言っておきたい。人がどんどん降りていき電車は水上駅に到着。宿に行く前に明日の電車とバスの時刻表を確認しなければ。
 

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すかすかな時刻表久々に見た
 
土合駅へ行くには丁度良い電車があるようだ。問題は帰りだが、確かバスが走っていたはず。
 

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あった
 

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Oh...
 
到着早々、谷川岳に行けない事が確定した。無念。涼しみを返してくれ。あちきのこの火照った身体(でぶなので)を鎮めてくれでありんすでやんすという気持ちになるが仕方ない。できる男は諦めが早い良いのだ。
 

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これがミニマリストの部屋か
 
旅館に到着。広い部屋に1人きり。憧れていたシチュエーションではあるが、広くて少々落ち着かない。ビール飲んで川を眺めて温泉入ってとひと通りこなして就寝。雷の音がでかい。山なので雷鳴がこだまする。
 
 
 
貸し切り状態の朝風呂を浴びてチェックアウト。朝飯は旅館の饅頭。早速水上駅に向かおうとするが、水上駅から新潟方面の上越線が止まっているようだ。fuck!!なんでやねん。どこにも行けへんやないの。路線バスは動いているようだが、先週崖崩れがあったとの事で、行かない方が良いと思いますよ…と言われた。それなら仕方ない。できる男は(省略)なのだ。旅館が沼田駅まで送ってくれるらしいのでバスに乗り込む。町は山からの水でビチャビチャだ。
 
沼田駅に到着するも電車は大分遅れているようだ。1時間半程時間を潰す。婆様が電車はいつ来るのかと憤怒している。それにしても化粧が濃い。駅前のYショップでおやきを購入。駅周辺の通信鉄塔を撮影していたら渋川行きのバスが到着した。
 

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想い出とは
 
渋川行きのバスはほぼ満席だった。アナウンスがされず人が一旦降りてきていた。結局電車が動かないので乗り直す。アナウンスがされない事に憤怒する爺様がいた。これじゃ仕事にならないじゃないか!というセリフを初めて聞いた。車窓から濁って増水した川が見える度、おば様達が「あら〜」と声をあげる。通販番組だろうか。
 
渋川駅からは電車が動くそうだ。臨時列車としてリゾートやまどり号に乗れた。なんと快適な座席だろうか。イカすアンドしびれる。これならバスに乗らず、沼田駅でこの列車を待っていた方が良かったな。などと思いつつ列車は新前橋駅へ。隣のホームから乗り継ぐ。
 
高崎駅で途中下車。ここで私は群馬グルメを味わわないといけない。ここで帰ったら何しに来たかわからん!という気持ちに駆られ、駅近くの栄寿亭へ。カツ丼が美味しいらしい。
 

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カツ丼B 480円
 
カツ丼はA,B,Cと3種類ある。Aがタレのみ。Bが卵を引いたもの。CはAの2倍のボリュームとの事。味噌汁は無し。本来ならAを食べるべきだろうが、卵とじの誘惑に勝てずBにした。甘いタレが美味しい。他にもオムライスやカツ定食などのメニューがあった。一番気になったのはカツ付きポテトサラダ(ライス付き)である。カツが添え物なのだろうか。
 
まだ帰るには早いと判断し、高崎観音へ。バスに乗り込む。一緒に乗った老夫婦が、しきりにバスを褒めていた。遠回りだけどこっちの(コース)方が良い。細い山道なのにこんなバスを運転できるなんて凄い。ここら辺は起伏が凄いね。等。人生の起伏を乗り越えてきた2人であるからこそ、道路の起伏に感動を覚えるのであろうか。あるいはタモリの親戚か。
 

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観音様
 

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どういう意味だろうか
 

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参道の売店の吸引力
 
高崎白衣観音に到着。山の上ではあるが大して涼しいという訳ではない。あゝ谷川岳谷川岳よ。拝観料300円を払い、観音様の胎内へ。東京湾観音より登るのが楽だった。参道の茶屋で涼しむ。トコロテンとキリンレモンを注文。炭酸は苦手であるが、このキリンレモンは最高に美味い。バスを待ち、高崎駅へ戻る。
 
高崎駅ではお土産屋を冷やかす。沼田駅で味噌パンという意味のわからない食べ物を買ったが、高崎駅でも売っていた。ここで買えば良かったな。腐ってないだろうか。味噌が腐ると、結構ショッキングな状態になるのではないかと不安が募る。ま、いいか。
 
目的地に行けなかった腹いせか、帰りもグリーン券を購入した。グリーン車は冷房が利きすぎていて寒かった。なんでも涼しくすれば良いというものではない。この辺で夏休みの思い出日記を終わりにいたします。いかがだっただろうか。いかがもクソもあるか。終わりです。