ばいあすにゅーたうん

誤解を招く日記

しんちょう

今週のお題「ゲン担ぎ」

 

あの頃の私。財布が欲しくなり、店へ行こうと思ったのであった。今度もVivienneの財布にしようかなと考えていたのだが、30過ぎてパンクロックもあるまいと思い直し、皮革小物の店へ行くことにした。飲み屋に行く前に立ち寄りたい店がある旨をT氏に伝えるとあきれられてしまった。というのも私は欲しい物が生じると、いろいろな店を巡りあれでもないこれでもないとやる癖があるからだ。(結果買わないことも)ぶつくさ言うT氏をなだめすかし店へ到着。しばらく見ていると「決まったの?私は決まった」とT氏。今日は私の財布を見に来たはずなのに…おかしいな…?とコナン君も真っ青の名推理に耽る暇もなく、お互いにお互いの財布を買うことになった。財布は人から貰った方が良いんだってとT氏。おや…?おかしいな?価格差が…?ぢつと手を見る。さて入手する財布あれば廃棄する財布あり。人は財布を廃棄する時に、必要以上に神経質になってしまうものである。(主語大)単純にゴミとして捨てればよいはず。以前の財布もそうしたはず…いやはてそうだっただろうか?お焚き上げみたいなことをして貰ったんだっけ…餅にくるんで食ったんだっけか…こういった時、頼りになるのが裏のご隠居。おーい、ご隠居!「財布 処分 方法」といった具合に声をかけると、九州の神社で供養しているだの言いやがる。また、処分方法以上にもりもり出てくるのが、新しい財布を買う・買ったときのおまじない。「甲な人は今年は乙色の財布が良い」だの「購入から丙日間の間は、普段の丁~戊倍現金を入れて財布に記憶させましょう!」だの、アベノミクスそっちのけ状態である。結局、新しい財布の箱に、古い財布をしまって捨てるという結論にたどり着いた。「全く現金なものである…」というオチにたどり着きたかったのだが、なんかうまくいかなかったという日記です。