先日、友人がドライブ帰りの車中で話していた事について。
お題は結婚に関してだった。
見た目もそんなに悪くない、性格もそんなに悪くない。そんな人に伴侶ができないのはなぜか。
友人は「自分の売れる市場を理解していないからだ」と述べた。
合コンブローカーとして、一人にトータル百人近く紹介したり、あっちこっちと合コンをセッティングしているうちに見えてきたそうだ。
例えば、この友人の先輩であるAさん。10歳程年上だが、頭が良くて仕事もできて見た目もきれいな人だ。
このAさん、しばらく彼氏がいないようで、友人が何人も紹介しているのだがあまり芳しくないらしい。
理由のひとつに、Aさんが若い男性を求めているという事を挙げていた。
セッティングの際、若い男を集めてみるかと声をかけてみるものの、大抵の20台前半の男からは「結婚前提なのかな…」といった声が上がるそうだ。
しかし、先にも述べたようにAさんはキレイだし、仕事もできるし、話していても「つまんなーいはなくそほじほじ」と思ってしまうような人ではない。
年齢=彼氏いない歴というような人でもない。
まさに、友人が言っている市場のミスマッチという案件であろう。
Aさんはいいとして、「じゃあ、見た目も悪いし性格も悪いし…」といった人はどうなのだろうか。
これも強引かもしれないが、市場のミスマッチに当てはめる事ができるのではないだろうか。
例えば、「栗山千明様の椅子になりたい」という理想があるのは大変結構だが私も椅子になりt(ry
その椅子に選ばれるための努力はしているのだろうか。
多分していない。
その市場に流通するまでの製品ではない。
かといって、誰の椅子にもならずに焚き木にくべられる運命かというと、そういったこともない。
経験則になってしまうが、受け入れてくれる市場は少ないだろうが存在する。
もし、たまたまその市場に足を踏み入れられたとしましょうよ。
人気のない通路を進んでいくと、すみっこのほうにぼんやりと灯りが見えた。
がたついたドアを恐る恐る開けると岩井志麻子さん似の女性が座っていた。
岩井「あんたみたいなやつ踏んづけたいの///」
貴方「No,Thank you」
貴方はピシャリとドアを閉めた。
神様「何故ドアを閉めたのですか?」
「せっかく自分が踏んでもらえそうな人が見つかったのに?」
貴方「せめて美保純に踏んでもらえると思っていました」
神様「うつけものめ」ピカゴロドシャーン
~DEAD END~
大体このような感じでお亡くなりになる方が多いです。
せっかく貴重な市場を見つけたのに…
なぜか。
9割はクソみたいなプライドのせいじゃないでしょうか。
ベジータ様ばりに高いプライドが、その一見妥協ともとれる選択を「俺は選ばんぞー!クソッタレー!」と否定しているのではないでしょうか。
そう思いませんか?思いますよね?思うでしょう?
思えない場合、それはきっとプライドが邪魔をしているのです(←都合よく使いました)
もちろんそのプライドを全否定するわけではございません。
「俺には絶対に譲れない○○がある!」と豪語し、それを維持するための努力をしたり
「あたしは絶対○○になるんだ!」と目標を持ちそれに対して努力を惜しまないという事であれば話は別です。
その努力が伴わなければただの口だけ野郎になってしまいます。
また、他人より年を重ねたという事「だけ」を後ろ盾としたプライドを振りかざしてくる人は大変面倒だなと思いました。
だらだらと話が長くなりましたが
彼氏・彼女が欲しいのにできないとぼやく人
→市場にたどり着いていないのでは?市場を間違えているのでは?
→市場で売り渋っているのでは?
市場にたどり着いてない人
→出歩いてないのでは?
市場を間違えている人
→自己分析してる?
売り渋る人
→売れる努力してる?商品価値わかってる?
といった感じです。
なんでこんな事をまとめたかというと、恋愛の失敗事ってファンタジー世界に逃げたりするケースがあるなあと思っていたからです。
結婚できない→白馬の王子様が現れていないから…etc
「市場」や「自分の価値」といった現実的なキーワードを織り交ぜて説明されたからぐっときたのかもしれません。
まあ「努力」というのもファンタジーっちゃファンタジーかもしれませんが。
なにより説得力があったのは、運転している僕以外、全員既婚者だったという逃れようのない現実なのかもしれません。
うわあああああああああハンドルもげちゃううぅぅぅ!
併せて読んだページ
"理想の恋人"と出会うために必要なたった1つのこと
http://am-our.com/love/166/7612/
AMの連載 4回目「理想の恋人」/自分の「価値観の檻」を壊していくこと
http://fahrenheitize.hateblo.jp/entry/20130929/1380391942