ばいあすにゅーたうん

誤解を招く日記

寝ようかなと思っていると、外から子どものような声が聞こえた。隣のお家の赤ちゃんが泣いてるのかと思ったが、なんだか違う。窓を開けると、おっさんが怒鳴っているようだった。姿は見えない。反対側の窓から覗いても見えない。窓から見下ろす隣家の駐車場をとぼとぼ歩く狸しかいなかった。猫でも犬でもない。狸である。茨城にいた頃は生きている狸なんて見た事無かったのに、何故東京でこんなに頻繁に見かけるんだろ。おれは、おれは、狸に化かされているのか。たぬきおやすみ