ばいあすにゅーたうん

誤解を招く日記

ダイナモ人生

自転車につけてる懐中電灯みたいなライト、もうダメな気がする。電池は古くないのに、点灯しなくなってしまった。仕方ないので元々ついていたライトを点けて走り出した。旧式なやつなのでペダルがぐっと重くなり、ダイナモがギュンギュンギュンと大げさな音を立てる……割に対して明るくない。うすらぼんやりした豆電球がフラフラと揺れながら道を照らしている。これは人生だ。俺の人生そのものなのだ……なんて事は特に思ったりしない。ただ、このタイプのライトを点けて走ってる自転車、最近見かけないなと思う。同じようなタイプでも、随分抵抗が軽くなって、なおかつ、明るくなっているようだ。あと、タイヤのハブに発電機がついている物が多いと思う。昔はダブルライトの自転車とか超格好良いと思っており、ペダルの重さも大して気にならなかったのだが、今はハンドルにつけられる、ちっちゃいライトが良いなと思う。明るいし。これが、これこそが人生というものなのだろうか。