ばいあすにゅーたうん

誤解を招く日記

祖母

母方の祖母が亡くなり、とうとう、爺ちゃん婆ちゃん達が全員いなくなってしまった。曽孫の顔くらい見てくれれば良かったのに。父方の祖母や祖父と違い、年末に見舞いに行った時に喋ることができて良かった。もっと美味い飲み物はないのか。ベッドを起こせ倒せやっぱり起こせと元気そうだったのだが、急に。階段から落ちても、お寺の崖から転がり落ちても骨のひとつも折らなかった異常な人だった。15年前、祖父が亡くなった時「ゆうちゃん、ゆうちゃん」と泣きながら祖父を見送った光景を今でも憶えている。今回、入院するとなった時も、どこかでこの人はまだ死ななさそうだと思っていたのだが死んでしまった。「もう生きてたっておもしかねぇ」と言っていたので、本当に死んでみたのだろうか。15年前、目の前で祖父が亡くなった時とはまた違うショックを、少し感じている。そして、母と伯父も15年分歳をとったのだなと感じた。