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夏、など

日記 絵日記

母方の祖母が亡くなって、ひと月経った。四十九日の法要が近づいている。
極々簡単にプロフィールをご紹介いたしますと、祖母は東京生まれ東京育ち、姉妹揃って気が強かったそうだ。田舎へ疎開してきて祖父と結婚した。

両親が共働きだったため、幼い頃はこの祖父(小言担当)と祖母(小言担当)が面倒を見てくれた。
母の味と言われると特に思いつかないのだが、祖母の味と言われれば煮物やらオムライスやら色々出てくる。
特にきんぴらと煮物は習っておけば良かったなあと思っている。
祖母は骨折とインフルエンザが引き金で、10年近く寝たきりだった。ここ数年は痩せて縮んでしまって、話もできない状態だった。
ちなみに祖父はその2年後、盛大に転んで老人ホームに入っている。

臨終に駆けつけてみると、本当に臨終だった。ああ、もう数日中には死んでしまうのだなと思った。
父は持ち直すかもなどと言っていたが、こりゃ無理だろうと思った。数年前になくなった母方の祖父の臨終と同じ様子だったからだ。
なので一旦荷物を取りに東京へ戻った。家に着く直前で父から電話があり亡くなったと伝えられた。
この時あまり、悲しいという感情はこの時湧かず、どちらかというと冷静だった。10年前倒れてヨレヨレになってしまった頃の方がショックが大きかった。

葬儀の段取りが決まり、業者から遺影を選んでおいてくださいねと伝えられた。
遺影にできるような写真なんてあったか、と昔のアルバムをひっくり返して大捜索が始まった。
家族全員集まって、枕元であれでもないこれでもない。あはは叔父さん痩せてるねなんて騒いでいるのでうるさかっただろう。
でも婆ちゃんに怒られる事はなかった。セーフ。

厳正な抽選の結果2枚が残った。私は、私のお宮参りの時の写真を推した。
父と叔父はもう一枚の写真の方がいいかもと言っていたが、私は私を抱いて写っている(私は当時の記憶がないけれど)写真の方が良くて、本音を隠しつつ推薦した。
息子二人を差し置いて少し我儘かもと思ったけれど。まあ修正で私は消されるだろうし。
祖母一年生の写真だ。ずいぶん若い頃の写真な上、緊張のせいか顔が若干厳しいのだが、正面を向いて顔がはっきり写っていたので結局これが遺影になった。

遺影の祖母に見つめられながら(睨まれながら?)葬儀が始まった。
写真の祖母と目を合わせていると、昔祖母が元気だったころの事が思い出されて泣けてきた。
計算ドリルやらされたなあとか、ポップコーンつくると毎回焦がしてたなあとか、アリナミンの錠剤飲んでたなあとか、つまらない事ばかり。
ポクポクポクポクと木魚が叩かれ、寿司を食っていたら骨になっていた。

几帳面な祖父と祖母だが、墓石はまだ買っていないとの事だった。父が慌てていた。
慌てているせいで、うっかりロケットを買ったりしないだろうか。
定員いっぱいに乗組員(骨壺)が収まって、坊さんがむにゃむにゃ唱えると宇宙へ向けて出発。適当な惑星に突き刺さって、悠久の時を過ごすのだ。
まあ、そんな事は有り得ないので、ちゃんと終活はしておこうと思った夏だった。
という事で、今度の正月は年賀状だしません。宜しくお願いいたします。


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マツコ・デラックスがテレビに出始めた頃、私はこの人の名をデラックス・マツコだと誤認していた。
これは「カンニング竹山」「イジリー岡田」「チョコボール向井」らと同じように、所属団体や形容する単語が前で、名前が後ろに来るものと勝手に思い込んでいたからだ。
このような思い込みをしている人は少なからずいる。間違いない。先日旅行に行ったときにその証拠を掴んだ。

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人は9月頃に酒が飲みたくなるのだろうか。
最初は学生時代の友人から誘いがあり(あれ?つい先週飲んだばかりなのにまた飲みの約束?おかしいなー?怖いなー?と思いつつ)了承した。
すると今度は会社でやれ暑気払いだ、昔居た人と飲もうやら、歓送迎会だと立て続けに予定が舞い込んだ。地獄である。
その地獄の先に待っているのが、親知らずの抜歯かと思うとますます地獄である。
嫌だなー、怖いなー。ビキニギャルが楽しく抜いてくれないかなー。抜歯 オン・ザ・ビーチみたいな病院ないかなー、無い。