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抜け穴と抜け作

ゴキブリの話なので、嫌な人は読まない方が良い。
増田でゴキブリゴキブリ書かれていたので、うちにもとうとうゴキブリが出没してしまった。
部屋を片付けている俺の目の前を横断するゴキ山。
ようし、エロ本でひっぱたいてやるぞ!と意気込んだ俺は、数ページをまとめて引きちぎり、丸めた武器を作って追いかけた。
肌色の棍棒だ。棍棒(意味深)棍棒(意味深)(2回目)

ところがゴキ山はちょこまかちょこまかと台所の方に逃げ、ガス警報器の下に潜り込んでしまった。
ガス警報器が邪魔で叩き潰すことができない。ゴキ山をおびき出そうと、ガス警報器を叩いたり、突っついたりしてみた。
ところが、どれだけガス警報器に刺激を与えても、ゴキ山が飛び出して来ないのだ。
3分もガス警報器をツンツンしていると「あれ?ゴキ山ここにいないの?」という気持ちになってきた。
いや、確かにガス警報器の下に逃げ込んだはずだ。俺は見た。
しかし、ガス警報器を揺らしてもゴキ山は出てこない。
おかしい。確かに俺は見た。でも、出てこない。あれ?俺は馬鹿なんじゃないか?
という考えが浮かんでは浮かび、浮かんでは浮かんだ。いつの間にか俺は機雷だらけの海域に足を踏み入れてしまった。


しばらく考え、ひとつの結論に至った。
「ガス警報器の裏には外に通ずる抜け道があるのじゃ」
なあんだ。穴があるなら仕方ない。問題なんか何もないよ。ケッコーケッコーコケコッコー。
忘れるための1歩を踏み出した。あと2歩で、ゴキ山はいなかった事になる。
ただ、その前に本当に穴が開いているのかを確認したくなり懐中電灯を手に取った。
床に這いつくばって、ガス警報器の下を照らす。
そこにはゴキ山の触角が見えた。決してあややツインテールではない。モザイク無しにはっきり確認できた。


ゴキ山は、俺のガス警報器ビシバシに耐え切ったのだ。
ガス警報器の陰に隠れていれば、自分の身は安全だ。そう判断したのだ。
ううむ、こいつら賢いな。
なるほどなるほどと呟きながら、俺は残っていたゴキブリホイホイを準備し、ガス警報器の前にセットした。
ヒット。
まだ、負ける訳にはいかぬのじゃ。